うた‐づき【歌調】
- 〘 名詞 〙 ( 「づき」は「つき」の変化したもので、貢物(みつぎもの)の意 ) 歌を貢物として奉ること。献歌。献詠。
- [初出の実例]「畏(かしこ)みて 仕へ奉らむ 拝(をろが)みて 仕へ奉らむ 宇多豆紀(ウタヅキ)まつる」(出典:日本書紀(720)推古二〇年正月・歌謡)
歌調の補助注記
用例の原文「宇多豆紀」の「紀」は上代特殊仮名遣い乙類の仮名なので、「づき」を「杯(つき)」(「き」は甲類)の意とするのは誤り。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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