精選版 日本国語大辞典 「貢物」の意味・読み・例文・類語 こう‐もつ【貢物】 〘 名詞 〙 献上する品物。みつぎもの。こうぶつ。[初出の実例]「供二新羅貢物于諸社一」(出典:続日本紀‐文武二年(698)正月戊寅)「民、百姓は貢物(コウモツ)を私し、〈略〉国を恵む糧尽きん」(出典:浄瑠璃・雪女五枚羽子板(1708)厄払ひ)[その他の文献]〔宋元‐唐官詩〕 く‐もつ【貢物】 〘 名詞 〙 ( 「く」は「貢」の呉音 )① 支配者に差出されるみつぎ物。領主に納入する年貢。[初出の実例]「国々に天子の米銭のくらありてその国の貢物(クモツ)ををさめ入れてをかるるぞ」(出典:玉塵抄(1563)四)② 稲や籾(もみ)。〔日葡辞書(1603‐04)〕 こう‐ぶつ【貢物】 〘 名詞 〙 =こうもつ(貢物) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例