歓楽の家(読み)かんらくのいえ(その他表記)The House of Mirth

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「歓楽の家」の意味・わかりやすい解説

歓楽の家
かんらくのいえ
The House of Mirth

アメリカの女流作家イーディス・ウォートンの小説。 1905年刊。富裕な男との結婚によってニューヨーク社交界に乗出そうと夢みながら,彼女を利用しようとする男の手にかかり,既婚男性との不倫を噂され,ついには自殺をとげる貧しい美貌の女性リリー・バートを描いて,冷酷な社交界の因襲を諷した作品。富も貧困も同じように人間の向上心を破壊することを示そうとした,と作者は語っている。表題は旧約聖書『伝道の書』からの引用。

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