デジタル大辞泉 「止止不須説」の意味・読み・例文・類語 しし‐ふしゅせつ【止止不▽須説】 法華経の方便品にある、法華一乗の法を説くように請う舎利弗しゃりほつに対して、釈迦が説くまいと答えた言葉。「止みなん止みなん説くべからず」と訓読する。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「止止不須説」の意味・読み・例文・類語 しし‐ふしゅせつ【止止不須説】 〘 名詞 〙 ( 「法華経‐方便品」で、舎利弗(しゃりほつ)が釈迦に、法華一乗の法門を説くよう願った時に、釈迦の答えた偈(げ) ) 「止みなん止みなん説くべからず」の意。[初出の実例]「見たてまつり初めしよりこそは、この世を捨て難いものに思なりにしか。あはれに味気ない事なりや。かかればこそ、仏の、ししふしうせつとの給けれ」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例