デジタル大辞泉 「法華一乗」の意味・読み・例文・類語 ほっけ‐いちじょう【法華一乗】 仏語。法華経に説かれる一乗の教え。一乗には、声聞しょうもん・縁覚えんがくの二乗および菩薩ぼさつを加えた三乗の実践法がいずれも融合されているということ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「法華一乗」の意味・読み・例文・類語 ほっけ‐いちじょう【法華一乗】 〘 名詞 〙 仏語。法華経に説かれる一乗の教え。その教法は、三乗のどれよりもすぐれた真実の教えで、他のすべてをその中に融合するとしていう。[初出の実例]「然法花一乗真言一乗。何有二優劣一」(出典:伝教大師消息(824‐831頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「法華一乗」の意味・わかりやすい解説 法華一乗ほっけいちじょう 仏教用語。悟りへの道として,インドの大乗仏教では声聞,縁覚,菩薩の3つの実践法 (→三乗 ) を立てていたが,『法華経』ではそれらに差別をつけず,それらを融合してただ一乗あるのみということを説いているとする天台宗の考え方。『法華経』のもつ総合的,包括的な性格を強調していう。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by