正光院(読み)しようこういん

日本歴史地名大系 「正光院」の解説

正光院
しようこういん

[現在地名]岩井市弓田

大字弓田ゆだの南西端、菅生すがお沼上流のヤトを見下ろす台地に所在。持宝山と号し真言宗豊山派。本尊十一面観世音菩薩。寺伝では天文元年(一五三二)祐伝の開基。安永一〇年(一七八一)三月、隆観の代に弓田村の染谷小平太充興らの発願で再鋳した鐘銘にも同様のことが記されていたが、祐伝の墓碑には「寛文四年甲辰余月日、逆修、奉造立法印権大僧都祐伝阿闍梨、敬白」とある。また「宝永四年亥十二月廿三日、法流開山法印俊紹、不生位」の墓碑もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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