正写・生写(読み)しょううつし

精選版 日本国語大辞典 「正写・生写」の意味・読み・例文・類語

しょう‐うつし シャウ‥【正写・生写】

〘名〙
本物の姿をそのままに写しとること。そっくりまねること。また、そのもの。いきうつし。
俳諧焦尾琴(1701)頌「按摩とり貴人頭上もはりまはす〈午寂座禅の影を正うつし也〈其角〉」
※歌舞伎・菊宴月白浪(1821)五段目「すべて隅田川花屋鋪生写(シャウウツ)しの飾りつけ」
② 人や物が、他の人や物と区別のつきにくいほどよく似ていること。また、その人や物。いきうつし。
滑稽本・早変胸機関(1810)「瀬川菊次郎といふ女形があったが、ここの御新造にしゃう写しだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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