焦尾琴(読み)ショウビキン

デジタル大辞泉 「焦尾琴」の意味・読み・例文・類語

しょうび‐きん〔セウビ‐〕【焦尾琴】

《後漢の蔡邕さいようきりを焼く音をきいて良材であることを知り、その桐材で尾部の焦げたままの琴の名器を作ったという「後漢書蔡邕伝の故事から》きん異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「焦尾琴」の意味・読み・例文・類語

しょうび‐きんセウビ‥【焦尾琴】

  1. 〘 名詞 〙 ( 後漢の蔡邕(さいよう)が、呉人の桐を焼く音をきき、その良材である事を知り、その桐材で尾部の焦げたままの琴の名器を作ったという故事から ) 琴(きん)の名器の名。転じて、琴の異称。焦尾。焦尾の琴。そうびきん。〔黒本本節用集(室町)〕 〔後漢書‐蔡邕伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android