正徳寺村(読み)しようとくじむら

日本歴史地名大系 「正徳寺村」の解説

正徳寺村
しようとくじむら

[現在地名]山梨市正徳寺

笛吹川中流右岸に位置し、北は上万力かみまんりき村、西は落合おちあい村。村内を南北に青梅おうめ往還が通る。天正一〇年(一五八二)九月二日の徳川家印判状写(「巨摩郡古文書」若尾資料)に「甲州万力之内常徳寺分拾八貫文」とみえ、土橋左衛門尉は当地を含め計二五貫文を本領であることを理由に駿河国厚原あつはら(現静岡県富士市)の替地として宛行われている。同年一二月一〇日、渡辺但馬守は同年夏以来の古関ふるせき(現上九一色村)への送迎の働きに対し、成沢なるさわ(現鳴沢村)五貫文のほか、興国寺領の替りとして正徳寺分一八貫文が与えられている(徳川家印判状写「古文書雑集」若尾資料)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android