正月様(読み)しょうがつよう

精選版 日本国語大辞典 「正月様」の意味・読み・例文・類語

しょうがつ‐ようシャウグヮツヤウ【正月様】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 正月の諸行事のように儀式ばること。かた苦しいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「飲でさせば正月やうに元の所へもどし、さばけぬ人の長座敷」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)五)

しょうがつ‐さまシャウグヮツ‥【正月様】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 正月に迎えまつる年神
  3. 正月に年神の依代(よりしろ)として迎える門松。時には譲り葉をいう。
  4. 正月前にうたうわらべ唄。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の正月様の言及

【年神(歳神)】より

…正月に家に迎えまつる神。トシトクサマ(年徳様),トシトコさん,正月さまなどとも呼ぶ。年棚を設けてまつる土地が多い。…

※「正月様」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android