日本大百科全書(ニッポニカ) 「武功山脈」の意味・わかりやすい解説 武功山脈ぶこうさんみゃく / ウーコンシャン 中国、江西省中西部、宜春の南西を北東から南西に連なる山脈。贛江(かんこう)の支流袁水(えんすい)と瀘水(ろすい)の分水嶺(ぶんすいれい)である。山勢の険しいことで知られ、長い滝があり、三国時代呉(ご)の仙人葛元(かつげん)が丹(たん)を練った所と伝えられる。山頂からの日の出の眺望が壮観なため夜間に登る風習がある。[酒井敏明] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例