武功山脈(読み)ぶこうさんみゃく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「武功山脈」の意味・わかりやすい解説

武功山脈
ぶこうさんみゃく / ウーコンシャン

中国、江西省中西部、宜春の南西北東から南西に連なる山脈贛江(かんこう)の支流袁水(えんすい)と瀘水(ろすい)の分水嶺(ぶんすいれい)である。山勢の険しいことで知られ、長い滝があり、三国時代呉(ご)の仙人葛元(かつげん)が丹(たん)を練った所と伝えられる。山頂からの日の出眺望が壮観なため夜間に登る風習がある。

[酒井敏明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android