武士村(読み)もののふむら

日本歴史地名大系 「武士村」の解説

武士村
もののふむら

[現在地名]清里村武士

櫛池くしいけ川左岸の平地にあり、北東上稲塚かみいなづか村、南西今曾根いまぞね村と接する。正保三年(一六四六)の松平光長知行宛行状(岡山県津山市安藤泰樹氏蔵)によれば武士村のうち二八石二斗余が安藤与七郎へ宛行われている。正保国絵図では高二四〇石余。天和三年(一六八三)検地帳(平田家文書)には高五三一石余とある。同年の郷帳によれば高五一六石一斗余。また武士新田一四石九斗余の記載がある。同新田は元禄郷帳では武士村枝郷と記される。宝暦一〇年(一七六〇)以降郷蔵が建設された(清里村史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android