武市健人(読み)タケチ タテヒト

20世紀日本人名事典 「武市健人」の解説

武市 健人
タケチ タテヒト

昭和期の哲学者 大阪経済法科大学経済学部教授;元・神戸大学教授。



生年
明治34(1901)年5月1日

没年
昭和61(1986)年2月16日

出生地
高知県

学歴〔年〕
東北帝国大学哲学科〔昭和3年〕卒

経歴
昭和23年神戸大学教授、退官後、大阪経済法科大学教授。ヘーゲル哲学の精緻な研究に根ざしたマルクス読解、史的唯物論研究で知られ、戦後マルクス主義にも大きな影響を与えた。訳書にヘーゲル「大論理学」「歴史哲学」など。著書に「ヘーゲル論理学の世界」(全3巻)「武市健人全集」(全5巻)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「武市健人」の解説

武市健人 たけち-たてひと

1901-1986 昭和時代の哲学者。
明治34年5月1日生まれ。東北帝大講師をへて昭和23年神戸大教授。のち大阪経法大教授。ヘーゲル論理学にもとづく史的唯物論研究で,戦後のマルクス主義に影響をあたえた。昭和61年2月16日死去。84歳。高知県出身。東北帝大卒。著作に「ヘーゲル論理学の世界―その資本論への連関」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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