武蔵曲(読み)むさしぶり

改訂新版 世界大百科事典 「武蔵曲」の意味・わかりやすい解説

武蔵曲 (むさしぶり)

俳諧撰集。大原千春(おおはらちはる)編。1682年(天和2),寺田重徳刊。半紙本1冊。書名編者の句〈流石(さすが)にをかし桜折下女の武蔵ぶり〉により,江戸の新しい俳風の意。京都から江戸へ下った編者が,風交のあった諸家の四季発句,歌仙・百韻各1巻,および独吟歌仙1巻を集めたもの。本書は,《次韻(じいん)》から《虚栗(みなしぐり)》にいたる天和調を知るうえで甚だ貴重であり,また芭蕉たちの俳風に同調した編者の姿勢がうかがえる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む