武部六蔵(読み)タケベ ロクゾウ

20世紀日本人名事典 「武部六蔵」の解説

武部 六蔵
タケベ ロクゾウ

大正・昭和期の植民地官僚 満州国国務院総務長官。



生年
明治26(1893)年1月1日

没年
昭和33(1958)年1月19日

出生地
石川県

学歴〔年〕
東京帝大法科〔大正7年〕卒

経歴
内務省に入り会計課長などを経て、昭和7年秋田県知事となり凶作対策を企画。11年満州国関東局司政部長、同局総長として満州国行政を推進。一時帰国、14年企画院次長、同総裁心得を経て、15年満州国国務院総務長官に就任敗戦ソ連に抑留され、極東軍事裁判に検察側証人として出頭、28年中国戦犯として引き渡された。31年7月20日禁錮20年の判決を受けてすぐ仮釈放され、8月帰国した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「武部六蔵」の解説

武部六蔵 たけべ-ろくぞう

1893-1958 大正-昭和時代前期の官僚。
明治26年1月1日生まれ。武部欽一の弟。内務省にはいり秋田県知事,満州国関東局総長,企画院総裁心得などをへて,昭和15年から満州国国務院総務長官をつとめる。敗戦後ソ連に抑留され戦犯として中国にひきわたされたが31年帰国。昭和33年1月19日死去。65歳。石川県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「武部六蔵」の解説

武部 六蔵 (たけべ ろくぞう)

生年月日:1893年1月1日
大正時代;昭和時代の官僚。満州国国務院総務長官
1958年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android