歩兵砲
ほへいほう
infantry howitzer
戦場における歩兵の行動にもっとも障害となる敵の機関銃座と戦車とを、直接歩兵が撃滅するために装備された軽火砲。日本では第一次世界大戦の戦訓により歩兵大隊が数門の口径5センチ程度の火砲を装備することとなり、1922年(大正11)口径37ミリの平射砲と口径70ミリの曲射砲の十一年式2種を制定した。ついでその兼用砲(九二式70ミリ)、迫撃砲(九二式81ミリ)、対戦車砲(九四式37ミリ)などが装備された。
[小橋良夫]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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