歴世女装考(読み)レキセイジョソウコウ

デジタル大辞泉 「歴世女装考」の意味・読み・例文・類語

れきせいじょそうこう〔レキセイヂヨサウカウ〕【歴世女装考】

山東京山著作。出版年不詳。4巻。弘化4年(1847)に版あり。古来女性の装い、特に結髪・整髪具について、絵画文献もとに考証したもの。日本の女性の風俗研究の資料として重要。

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世界大百科事典(旧版)内の歴世女装考の言及

【山東京山】より

…篆刻を業とし,かたわら1807年(文化4)の合巻《復讐妹背山(かたきうちいもせやま)物語》を処女作として,《隅田春芸者容気(すだのはるげいしやかたぎ)》(1819)その他演劇種の多くの作を残したが,とくに《大晦日(おおみそか)曙草紙》(1839‐59),《教草(おしえぐさ)女房形気》(1846‐58)など,晩年における婦女子向きの平易で温雅な教訓をふくめた長編作の多くに特色ある作風を示した。また随筆《歴世女装考》(1847)は,風俗考証として今日もなお高く評価される。【水野 稔】。…

※「歴世女装考」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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