死に果てる(読み)シニハテル

デジタル大辞泉 「死に果てる」の意味・読み・例文・類語

しに‐は・てる【死に果てる】

[動タ下一][文]しには・つ[タ下二]
完全に死んでしまう。命が尽きる。「一撃であえなく―・てた」
ことごとく死ぬ。死に絶える。「子孫はみな―・てた」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「死に果てる」の意味・読み・例文・類語

しに‐は・てる【死果】

  1. 〘 自動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]しには・つ 〘 自動詞 タ行下二段活用 〙
  2. 死んでしまう。完全に死ぬ。
    1. [初出の実例]「侍従しにはつるに、湯つゆばかりおとしいる」(出典:宇津保物語(970‐999頃)あて宮)
  3. 多くの人がことごとく死ぬ。全部死んでしまう。絶滅する。死に絶える。
    1. [初出の実例]「親族どもは皆な死果てて」(出典:寛永刊本江湖集鈔(1633)一)

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