死縁(読み)しえん

精選版 日本国語大辞典 「死縁」の意味・読み・例文・類語

し‐えん【死縁】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。人を死に至らせる現在の補次的な諸条件。過去業因としての死因に対する、現在の助縁をいう。
    1. [初出の実例]「其の死縁(しえん)を尋ぬれば夜打の為に、殺害せらる。時に保延七年(辛酉)春の比なり」(出典私聚百因縁集(1257)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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