殺場(読み)ころしば

精選版 日本国語大辞典 「殺場」の意味・読み・例文・類語

ころし‐ば【殺場】

  1. 〘 名詞 〙 芝居で、人殺しの場面、およびその演出をいう。舞台上の凄惨なさまを、下座の音楽を用いて様式的に美化する。
    1. [初出の実例]「長吉は観劇に対する此れまでの経験で『夜』と『川端』と云ふ事から、きっと殺(コロ)し場(バ)に違ひないと」(出典:すみだ川(1909)〈永井荷風〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む