殺菌ランプ(読み)さっきんらんぷ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「殺菌ランプ」の意味・わかりやすい解説

殺菌ランプ
さっきんらんぷ

紫外線を放射し、その強い殺菌作用を利用するランプ。滅菌ランプともいう。低圧(約0.133パスカル)水銀蒸気中の放電によって発生する253.7ナノメートルの紫外線(水銀の共鳴線で殺菌線ともいう)を、透過率の高い特殊ガラス管によって外部に放射する。ガラス管には、蛍光体は塗布されていないが、構造と点灯方法は、蛍光ランプとほぼ同じである。点灯装置や器具も含めた場合を殺菌灯(滅菌灯)という。紫外線は、空気、水以外の物質はあまり透過しないが、空気や水の殺菌のほか、食器、医療器具、衛生部品などの消毒に使用される。15ワットの殺菌ランプから50センチメートル離れたところで1~2分照射すれば、大腸菌赤痢菌ブドウ球菌などは99.9%以上殺菌できる。

 なお、紫外線は目を痛めるので、直接見ないよう注意する。部屋に設置する場合は、目の高さを避け、人が接近しない部分の上方または下方に設置するなどの配慮が必要である。

[小原章男・別所 誠]

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