殺菌灯(読み)さっきんとう(英語表記)germicidal lamp

  • 殺菌灯 germicidal lamp

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

殺菌の目的で紫外線を発生させる低圧水銀灯。 2600Å付近の波長の紫外線が殺菌力が強く,また,1850Å以上の紫外線は空気によって吸収されないので,空中微生物の殺菌に適している。紫外線による殺菌作用は表面的であり,深部の部分には及ばないので,適度にオゾンを発生する必要がある。殺菌灯の使用法は簡単なため,病院内感染を防止するなどのために手術室,病室,診察室,無菌室,食品加工場,台所などに広く利用される。紫外線は人体皮膚に害作用があるので,使用に際しては注意する必要がある。

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百科事典マイペディアの解説

紫外線を透過しやすいガラスを使用した水銀電灯一種。水銀の放射する波長254nmの線の殺菌力を利用。強力で,菌種の別なく効果を発揮する。簡便に使用できるが,目を刺激し,陰の部分には殺菌力が及ばない欠点がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

波長260nm付近の紫外線を多く発光するランプ。蛍光灯において管内に蛍光物質を塗らないで管内の紫外線をそのまま利用すると波長253.7nmの紫外線が発生するので,その殺菌効果を利用する。殺菌灯は食品や薬品の工場,病院,調理室,理容院,美容院などで使われている。なお,殺菌灯からの紫外線を直接に目に受けると傷害を起こす可能性があるので,取扱いには十分注意が必要である。【川瀬 太郎】

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 水銀の放電によって生じる紫外線を殺菌に用いる低圧水銀灯。管には紫外線透過ガラスや石英ガラスが用いられる。〔人間改造の医学(1965)〕

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