母子餠(読み)ははこもちい

精選版 日本国語大辞典 「母子餠」の意味・読み・例文・類語

ははこ‐もちい‥もちひ【母子餠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はわこもちい」の時代も ) 母子草若葉をつきまぜた餠。昔、三月三日につく風習があった。ははこもち。
    1. [初出の実例]「花の里心も知らず春の野にいろいろ摘めるははこもちゐぞ」(出典:和泉式部集(11C中)上)

ははこ‐もち【母子餠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はわこもち」の時代も ) =ははこもちい(母子餠)〔俳諧・清鉋(1745頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android