母子草(読み)ハハコグサ

  • ほうこぐさ はうこ‥
  • ホウコグサ)
  • 母子草 (ハハコグサ)
  • 母子草 (ハハコグサ・ハワコグサ

デジタル大辞泉の解説

キク科の越年草。道端などに生え、高さ20~30センチ。全体に白い毛がある。葉は先が丸みを帯びたへら状で、互生。4~6月、黄色い小花を多数つける。若い苗は食用。春の七草の一で、御形(ごぎょう)とよばれる。こうじばな。ほうこぐさ。 春》「百歩にて返す散歩や―/秋桜子

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (「はわこぐさ」の時代も) キク科の越年草。東アジアの温帯から熱帯に広く分布し、田畑・路傍にふつうにみられる。高さ一〇~四〇センチメートル。全体に白い綿毛を密布する。葉は線状へら形で縁はやや波状、基部は茎を抱く。春から夏にかけ、茎端に黄色の小さな頭花が球状に多数集まって咲く。果実には黄白色の冠毛がある。春の七草の一つで、ゴギョウ(オギョウ)といい、若い茎・葉は食べられる。葉は餠に入れて草餠をつくり、またせき止め薬にもなる。漢名、鼠麹草。ほうこぐさ。こうじばな。《季・春》
※文徳実録‐嘉祥三年(850)五月壬午「田野有草。俗名母子草。二月始生」
〘名〙
① 植物「ははこぐさ(母子草)」の異名。《季・
※虎明本狂言・若菜(室町末‐近世初)「はうこぐさをさかなに、いざや酒のまふよ」
※俳諧・鷹筑波(1638)四「野原出てやむつきの末にはふこ草〈長元〉」
② 植物「ばいも(貝母)」の異名。〔運歩色葉(1548)〕

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