毒流(読み)どくながし

精選版 日本国語大辞典 「毒流」の意味・読み・例文・類語

どく‐ながし【毒流】

〘名〙
① 川に毒を流して魚をとること。《季・夏》
吾妻鏡‐文治四年(1188)六月一九日「二季彼岸放生会之間、〈略〉其上如焼狩・毒流之類、向後可停止之由」
② 毒を流し去ること。害毒を払い去ること。
浮世草子・世間手代気質(1730)四「かづいた物は年々見世にさらして、三年に一二度づつ毒流(ドクナガ)しとて、もやくやの内へ入りぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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