毒焔(読み)どくえん

精選版 日本国語大辞典 「毒焔」の意味・読み・例文・類語

どく‐えん【毒焔】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 毒を発散するほのお。
    1. [初出の実例]「硫黄気ある毒燄を呼吸し」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉曠野)
  3. 悪徒などの勢い盛んなことをたとえていうことば。
    1. [初出の実例]「暫く潜匿して讒者の毒焔衰へたるに至りて」(出典:文明東漸史(1884)〈藤田茂吉〉内篇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む