毛吉田村(読み)けよしだむら

日本歴史地名大系 「毛吉田村」の解説

毛吉田村
けよしだむら

[現在地名]日南市毛吉田

上方かみかた村の北西に位置し、南西は萩之嶺はぎのみね村、北東は隈谷くまや村。南郷地頭の管轄下で、南郷毛吉田なんごうけよしだともいった(正徳四年飫肥藩人給帳)細田ほそだ川が村の南を東流し、同川沿いに志布志しぶし街道から分岐して大堂津おおどうつに至る道(細田往還)が通っていた。寛文四年(一六六四)飫肥藩領郷村高辻帳に村名がみえる。検地古今目録(日向国史)によると慶長一〇年(一六〇五)には高四一五石余・田畑屋敷三五町八反余、寛保二年(一七四二)には高五五六石余・田畑屋敷三九町八反余。前掲人給帳によると庄屋には井上市右衛門(九石取)が任じられ、足軽一名が配置されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android