毛嫌(読み)けぎらい

精選版 日本国語大辞典 「毛嫌」の意味・読み・例文・類語

け‐ぎらい‥ぎらひ【毛嫌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鳥獣が、相手の毛なみによって好ききらいをすること。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「にわ鳥をあわせ候に、むかいの鳥を見て一方のにわとりしりぞき候。これを下々にて毛きらいと申候」(出典:慶長記(江戸前)中)
  3. はっきりとした理由もなく、ただ感情的にきらうこと。わけもなくきらうこと。
    1. [初出の実例]「人にして人を毛嫌ひする勿れ」(出典:学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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