民谷伊右衛門(読み)たみや いえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「民谷伊右衛門」の解説

民谷伊右衛門 たみや-いえもん

歌舞伎東海道四谷怪談」の主人公お岩の夫。
塩冶(えんや)家の浪人で,不実をかさねたうえ,お岩に産後肥立ちによい薬といつわって毒薬をのませる。みにくい顔となって憤死したお岩の怨霊(おんりょう)にたたられ,変死する。4代鶴屋南北の作で,文政8年(1825)初演。同時期にかかれた「文政町方書上」では,姓は田宮となっている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の民谷伊右衛門の言及

【東海道四谷怪談】より

…お岩・小平・与茂七を3世尾上菊五郎,伊右衛門を7世市川団十郎,直助を5世松本幸四郎。 (1)序幕(浅草境内の場,宅悦地獄宿の場,浅草裏田圃(たんぼ)の場) 高師直の家臣伊藤喜兵衛の孫娘お梅は民谷伊右衛門に恋慕している。非人になって敵の動静をうかがう塩冶浪人奥田庄三郎は回文状を喜兵衛方に奪われるが,同志の佐藤与茂七がそれを取り返す。…

※「民谷伊右衛門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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