気が利いて間が抜ける(読み)きがきいてまがぬける

精選版 日本国語大辞典 「気が利いて間が抜ける」の意味・読み・例文・類語

き【気】 が=利(き)いて[=利(き)きすぎて]間(ま)が抜(ぬ)ける

気をきかせすぎて、かえって手落ちのところがある。機敏でありながら、不注意なところがある。

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ことわざを知る辞典 「気が利いて間が抜ける」の解説

気が利いて間が抜ける

よく気が利いているようで、肝心なところで手抜かりがある。機敏なようで、思いがけない見落としがあり、格好がつかない。

[使用例] 問題は、一つ改札口が突如二つになったことを、駅長臨機処置として一応認めたうえで、さて、二つにするならするで、それ相応の予告がなぜ行われなかったかということである。俗に、気が利いて間が抜けたと称するたぐいのものだけれども、さて、間が抜けるにも抜けようがある[岸田国士日本人とはなにか|1948]

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