気の毒さ(読み)きのどくさ

精選版 日本国語大辞典 「気の毒さ」の意味・読み・例文・類語

きのどく‐さ【気毒さ】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さ」は接尾語 )
  2. つらいこと。心苦しいこと。困ったこと。また、その度合
    1. [初出の実例]「面目なさ、気毒(キノドク)さ、あきれはててとかくのこたへにをよばず」(出典評判記色道大鏡(1678)五)
  3. 同情すべきこと。また、その度合。あわれさ。
    1. [初出の実例]「河野に会ふと、定吉は何となく恥しさと気の毒さとを同時に感じて」(出典:神経病時代(1917)〈広津和郎〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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