きのどく‐がお‥がほ【気毒顔】
- 〘 名詞 〙
- ① 困った面持。苦しげな顔つき。憂いを抱いた表情。
- [初出の実例]「あれが静様ならろくな静じゃござるまい、青静か泥静か、気の毒(ドク)顔が見えすくと、見通すごとく言立つれば」(出典:浄瑠璃・南蛮鉄後藤目貫(1735)二)
- ② 同情した顔つき。
- [初出の実例]「互に通(わか)らぬ頓珍感、果しなければ笑止顔(キノドクガホ)」(出典:自由太刀余波鋭鋒(1884)〈坪内逍遙訳〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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