気草臥れ(読み)キクタビレ

デジタル大辞泉 「気草臥れ」の意味・読み・例文・類語

き‐くたびれ【気草臥れ】

神経が疲れること。精神的な疲労。気づかれ。
「信一は病源を―だと思うて居た」〈滝井無限抱擁

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気草臥れ」の意味・読み・例文・類語

き‐くたびれ【気草臥】

  1. 〘 名詞 〙 心の疲れ。精神的疲労。きづかれ。きくたぶれ。
    1. [初出の実例]「先年ばくちに打負、気草臥にて、責て気晴しに辻切すべきと思ひ」(出典:葉隠(1716頃)八)
    2. 「何となく気草臥(キクタビレ)が致しました」(出典人情本・春色玉襷(1856‐57頃)二)

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