デジタル大辞泉 「氤氳」の意味・読み・例文・類語 いん‐うん【×氤×氳】 [ト・タル][文][形動タリ]生気・活力が盛んなさま。「―たる瞑氛めいふんが散るともなしに四肢五体に纏綿てんめんして」〈漱石・草枕〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「氤氳」の意味・読み・例文・類語 いん‐うん【氤氳・絪縕】 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 万物生成の根元とみなされる気が盛んなこと。気があたりにたちこめているさま。[初出の実例]「求而必致、五葉浸レ浪之痕氤氳」(出典:本朝文粋(1060頃)一・視雲知隠賦〈大江以言〉)「氤氳たる瞑氛(めいぶん)が散るともなしに四肢五体に纏綿(てんめん)して」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉三)[その他の文献]〔易経‐繋辞下〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例