水のよう(読み)みずのよう

精選版 日本国語大辞典 「水のよう」の意味・読み・例文・類語

みず【水】 の よう

  1. ひどく冷汗を流すさまをいう。一説に、さざ波の立つようにこまかくふるえるさまという。
    1. [初出の実例]「水のやうにわななきおはす」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)
  2. 絶え間なく続くさまにいう。
    1. [初出の実例]「乗客は水のやうに検札口を流入るのである」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏)
  3. 冷たく、流れ込むさまをいう。
  4. 冷たく、澄んださまをいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android