水の低きに就くがごとし(読み)みずのひくきにつくがごとし

故事成語を知る辞典 「水の低きに就くがごとし」の解説

水の低きに就くがごとし

自然にものごとが進展することのたとえ。また、自然のなりゆきは、人の力で止めがたいことのたとえ。

[使用例] そうしてかれより貧しい人たちは、水の低きにつくが如く、大挙してかれの身のまわりにへばりついた[太宰治花燭|1939]

[由来] 「孟子ろう・上」に出て来る、孟子のことばから。「民の仁に帰するや、お水のひくきに就くがごとし(人々が思いやり深い政治をする君主のところに集まるのは、ちょうど、水が低い方へ流れていくのと同じようなもので、ごくごく自然のなりゆきだ)」とあります。なお、孟子は「告子・上」でもこの表現を用いています。

〔異形〕水が低い方に流れるように。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む