水呑・水飲(読み)みずのみ

精選版 日本国語大辞典 「水呑・水飲」の意味・読み・例文・類語

みず‐のみ みづ‥【水呑・水飲】

[1] 〘名〙
① 水を飲むこと。また、そのための器。
千載(1187)雑下・一一七八「みづのみ 稲荷山しるしの杉の年ふりてみつのみやしろ神さびにけり〈有慶〉」
地方凡例録(1794)一〇「百姓水呑に至まで農業無油断相励み」
[2] 比叡山に登る者のために湯水を供した場所の名。西側登山道の雲母(きらら)坂を登りつめた所にあった。
小右記‐永祚元年(989)一〇月一日「於水飲慈覚大師門徒法師等数百人追帰宣命」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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