水流迫村(読み)つるざこむら

日本歴史地名大系 「水流迫村」の解説

水流迫村
つるざこむら

[現在地名]小林市水流迫

つつみ村の北にあり、東は野山のやま(現野尻町)東方ひがしかた村とは南東流する岩瀬いわせ川をもって境とし、堤村との境は肥後街道。明治三年(一八七〇)の小林誌(赤木家文書)によると、古くは水流之迫村と称したように岩瀬川沿いに位置し、また綿打わたうち溜池に発して村中を流れる小川の所にあるので、水流狭所つるさこの意を採ったのかとしている。寛文四年(一六六四)の諸県郡村高辻帳に村名がみえ、表高二八八石余。日向国覚書でも同高であるが、別に「水流迫村内温水村」の記載もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android