水漬(読み)みずづけ

精選版 日本国語大辞典 「水漬」の意味・読み・例文・類語

みず‐づけ みづ‥【水漬】

〘名〙
① 水に漬けること。水に漬かること。また、その漬かったもの。
多聞院日記‐天正一二年(1584)六月七日「何に水つけの間久は不之と」
② =すいはん(水飯)《季・夏》
今昔(1120頃か)二八「冬は湯漬、夏は水漬にて御飯を可食き也」

み‐づ・く【水漬】

〘自カ四〙 水にひたる。水に漬かる。
書紀(720)武烈即位前・歌謡「あをによし 奈良峡間に 鹿じもの 瀰逗矩(ミヅク)辺隠り」
万葉(8C後)一八・四〇九四「海行かば 美都久(ミヅク)(かばね) 山行かば 草生す屍」

みず‐つ・く みづ‥【水漬】

〘自カ四〙 水に浸る。水気がある。みづく。
土左(935頃)承平五年二月一六日「池めいてくぼまり、みづつけるところあり。ほとりにまつもありき」

み‐ず・く ‥づく【水漬】

〘自カ四〙 ⇒みづく(水漬)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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