御飯(読み)オマンマ

デジタル大辞泉 「御飯」の意味・読み・例文・類語

お‐まんま【飯】

めし食事の、俗な言い方。「仕事がなくてはお飯の食い上げだ」
[類語]食事御飯腹拵え飲み食い飲食酒食まんま

ご‐はん【御飯】

米などのめし、食事を丁寧にいう語。「ご飯を炊く」「ご飯にする」
[類語]食事腹拵え飲み食い飲食酒食まんまおまんま

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精選版 日本国語大辞典 「御飯」の意味・読み・例文・類語

お‐まんま【御飯】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. めし、食事をいう幼児語。おまま。
    1. [初出の実例]「おまんまがすぎいすと、ひいきよと、やらをしいすとやらかならずそんなわづらひを、させてばしくれなんすな」(出典:洒落本・契情買虎之巻(1778)瀬川が一念)
  3. 俗に、生計をたてるもの。
    1. [初出の実例]「だって笑はなければ、オマンマにならないぢゃないか」(出典:浅草(1931)〈サトウハチロー〉浅草小話)

お‐めし【御飯】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 ) 「めし(飯)」の尊敬丁寧語
    1. [初出の実例]「汁につけてまいるには、こづけの御めしに、何れの汁にてもきこしめし度をとりてきこしめすべし」(出典:京極大草紙(室町後)食物之式法之事)
    2. 「あの子が夫(とと)に云分いたし、お食(メシ)もたべぬ程気をなやみまして」(出典浮世草子西鶴織留(1694)六)

ご‐はん【御飯】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 ) 米などのめしをいう丁寧語。転じて、食事をいう丁寧語。
    1. [初出の実例]「然らば身共は、御飯(ゴハン)頂戴仕りませうの」(出典:歌舞伎五大力恋緘(1793)二幕)

御飯の語誌

→「めし(飯)」の語誌

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