湯漬(け)(読み)ユヅケ

デジタル大辞泉の解説

ゆ‐づけ【湯漬(け)】

飯に湯をかけて食べること。また、湯をかけた飯。湯漬け飯。「湯漬けをかっ込む」

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精選版 日本国語大辞典の解説

ゆ‐づけ【湯漬】

〘名〙 飯を湯につけて食べること。また、その食事。蒸した強飯(こわめし)を熱い湯の中につけ、また、飯に湯を注いだ。食べるときに湯を捨てることもある。夏は「水漬」といって、水につけることがあった。
※宇津保(970‐999頃)春日詣「侍従のまかづるにぞあなる。ゆづけのまうけさせよ」
※夢酔独言(1843)「酔もだんだん廻るから、もはや湯づけを食うがよひとて」

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世界大百科事典内の湯漬(け)の言及

【茶漬】より

…飯に茶をかけたもの。飯に水をかけて食べる水飯(すいはん)や湯をかけて食べる湯漬(ゆづけ)は古くから行われており,《源氏物語》その他の平安期の文学作品にもしばしば名が見られる。室町時代にはむやみに湯漬が愛好されたが,これは足利義政が酒に酔ったとき飯に湯をかけて食べたことから,世上一般に広まったなどといわれ,供宴においての湯漬の供し方や食べ方についての約束事さえ設けられる始末であった。…

【飯】より

…ほかに,各種の茶漬,握りずしや押しずしなどのすし,ウナギ丼その他の丼物()といった日本独特の米飯料理も行われている。なお平安時代から,夏は冷水をかけて食う水飯(すいはん),その他の季節には湯をかけて湯漬(ゆづけ)にすることも多かった。とくに室町時代には湯漬が愛好され,その食べ方の作法が多くの故実書に記されている。…

※「湯漬(け)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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