水膨れ(読み)ミズブクレ

デジタル大辞泉 「水膨れ」の意味・読み・例文・類語

みず‐ぶくれ〔みづ‐〕【水膨れ/水×脹れ】

皮下水疱すいほうができてふくれること。また、そのもの。みずばれ。「やけどの跡が―になる」
水をたくさん含んでふくれていること。また、そのもの。「ぶよぶよと―のようなふとり方」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「水膨れ」の意味・読み・例文・類語

みず‐ぶくれみづ‥【水脹・水膨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 皮下に漿液がたまって皮膚がふくれること。また、そのもの。みずばれ。水疱
    1. [初出の実例]「水腫(スイシュ)(〈注〉ミツフクレ)乾痟疥癩癰疽、かくのごときらのやまひ、これをもて衣服とせん」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)二)
  3. 水を多量に含んでふくらむこと。水気が多くてふくれていること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「鮟鱇やめなみ男波の水ぶくれ〈菊匂〉」(出典:俳諧・其袋(1690)冬)
  4. 取引市場で、資産に比べて資本金がふえたり、簿価の高い資産がふえること。また、その会社や資産。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android