日本歴史地名大系 「水見色村」の解説 水見色村みずみいろむら 静岡県:静岡市旧安倍郡地区水見色村[現在地名]静岡市水見色藁科(わらしな)川中流域の左岸、同川支流の水見色川上流に位置し、南は大原(おおはら)村。寛永二〇年(一六四三)の水見色村善兵衛村由来につき返答書(静岡県史)によれば、もと朝比奈縫右衛門の所領であったが改易されて荒廃、本多佐渡守が「清沢村」の善良(善了)に命じて開発させたのが始まりという。善良が当地に入ったのは天正一〇年(一五八二)とされる(善兵衛さんの道中記)。天正一八年一〇月二九日の年貢割付状(佐藤家文書)によると高二五石余、うち一四石余が荒とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by