精選版 日本国語大辞典 「水雲紙」の意味・読み・例文・類語 すいうん‐し【水雲紙】 〘 名詞 〙 紙屋紙(かみやがみ)の異称。漉返紙(すきがえしがみ)。[初出の実例]「神の代の文月やうつす水雲紙(スイウンシ)〈広通〉」(出典:俳諧・牛飼(1658)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の水雲紙の言及 【紙屋紙】より …すき返し紙は繊維が傷んでいるので弱く,また墨書きの色が脱色できないので薄黒く,むらのある粗紙になりやすい。そこで薄墨紙(うすずみがみ)とか,水雲紙(すいうんし)とかよばれた。本来は高級な紙をすいて,日本の製紙の指導機関であった紙屋院の紙屋紙が,粗悪なすき返しの紙の代名詞であるかのように理解されるほどになった。… ※「水雲紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by