氷晶点(読み)ひょうしょうてん(その他表記)cryohydrate point

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「氷晶点」の意味・わかりやすい解説

氷晶点
ひょうしょうてん
cryohydrate point

含氷晶点ともいう。塩類と水との二成分系での共融点をいう。塩化ナトリウム 22.4%,氷 77.6%の含氷晶点は-21.2℃である。共融点は2成分の組合せで到達しうる最低の融点である。共融点の組成をもつ溶液を冷却すると,共融点で2成分の微細な結晶が混り合ったものを生じる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「氷晶点」の意味・わかりやすい解説

氷晶点【ひょうしょうてん】

塩類水溶液を冷却していくとある温度のところで氷と塩類の共晶(含氷晶)が析出する。このときの温度(すなわち氷と塩類の共融点)を氷晶点(含氷晶点とも)という。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む