デジタル大辞泉 「含氷晶」の意味・読み・例文・類語 がんひょう‐しょう〔‐シヤウ〕【含氷晶】 氷と塩類からなる共晶(共融混合物)。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「含氷晶」の意味・わかりやすい解説 含氷晶がんひょうしょうcryohydrate まれに氷晶とも呼ばれる。水と塩類から成る二成分系での共融混合物 (共晶 ) である。この混合物の液体を冷却すると,ある温度に達すればそれ以下に温度が低下せず,塩類の結晶と氷が混合して生成し,結晶混合物と溶液とは組成がまったく等しくなる。また含氷晶の生成する温度を含氷晶点という。含氷晶の温度を上げていけば,含氷晶点で塩類の結晶と氷は同時に融解する。塩化カリウム水溶液から-11.1℃で生じる塩化カリウム (19.8%) と氷との混合物などはその例である。寒剤として使われる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by