永久法(読み)えいきゅうほう(その他表記)lex aeterna

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「永久法」の意味・わかりやすい解説

永久法
えいきゅうほう
lex aeterna

世界の創造者たるキリスト教の神が万物を支配する法,神の摂理。永久法の観念はアウグスチヌスにもみられるが,トマス・アクィナスは永久法を頂点として,神法,自然法,人定法 (万民法と市民法) など,古代ローマ以来のさまざまな法の観念を体系化した。

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世界大百科事典(旧版)内の永久法の言及

【自然法】より

…こうした混乱の反作用として,ソクラテス,プラトン,アリストテレスの存在論哲学とその自然法論が生じたのであった。 ところでプラトンにおいてすでに人間本性の法則が,他の宇宙論的法のうちに位置づけられていたが,ストア哲学の中で,全宇宙を支配する神的摂理の法すなわち〈永久法〉と,人間存在に固有の〈自然法〉,それに各国家ごとの〈国法〉が区別され,さらに各民族ごとに多少とも異なって自覚されながら共通に自然法のなごりをとどめる〈万民法〉(私有財産制,一夫一婦制,外交使節の尊重など)が加えられる。この分類はウルピアヌスなどローマの法律家たちに影響した。…

※「永久法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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