日本歴史地名大系 「永代新田」の解説 永代新田えいたいしんでん 東京都:江東区旧深川区地区永代新田[現在地名]江東区千石(せんごく)一―三丁目・石島(いしじま)など千田(せんだ)新田の西にある村。同村と同じく十万坪(じゆうまんつぼ)築地といわれた地で、元禄一〇年(一六九七)検地があり(風土記稿)、元禄郷帳に永代新田とみえ高一八七石余。幕府領であったが寛政九年(一七九七)一部が三卿の一橋家抱地となり、千田新田などとともに十万坪御抱屋敷といわれた。東西・南北ともに二町余。飛地が三ヵ所あり、一所は千田新田辺、一所は猿江代地辺、一所は海辺(うみべ)新田辺で、ほかに扇橋(おうぎばし)町内に三段余の飛地があった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by