永建寺(読み)えいけんじ

日本歴史地名大系 「永建寺」の解説

永建寺
えいけんじ

[現在地名]敦賀市松島町

今浜いまはま村の南端に建つ。山号曹紹山、曹洞宗。本尊釈迦如来。延宝三年(一六七五)の永建寺并末寺由緒書上写(永建寺文書)に禅宗曹紹山永建寺とみえ、応永二年(一三九五)開闢という。天和三年(一六八三)一一月の国印頂戴ニ付永建寺願書写(同文書)によれば、文禄四年(一五九五)まではちや町近くの鳧江ふこにあったが、敦賀つるが城本丸に近いので領主大谷吉継より所替を命ぜられ、山林ともに与えられて慶長二年(一五九七)現在地に移っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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