永瀬三吾(読み)ナガセ サンゴ

20世紀日本人名事典 「永瀬三吾」の解説

永瀬 三吾
ナガセ サンゴ

昭和期の推理作家



生年
明治35(1902)年9月1日

没年
平成2(1990)年11月19日

出生地
東京

学歴〔年〕
仏語専修卒

主な受賞名〔年〕
日本推理作家協会賞(第8回)〔昭和29年〕「売国奴

経歴
中国で京津新聞社長となり、戦後引揚げて、昭和22年「軍鶏」を発表。以後、推理小説を発表。27年から32年にかけて岩谷書店に勤務し「宝石」を発表。その間の29年「売国奴」で日本推理作家協会賞を受賞唯一の長篇「白眼鬼」のほか「殺人乱数表」「発狂者」などの作品がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永瀬三吾」の解説

永瀬三吾 ながせ-さんご

1902-1990 昭和時代後期の推理作家。
明治35年9月1日生まれ。中国にわたり,京津新聞社社長。第二次大戦後推理小説をかきはじめ,昭和30年「売国奴」で日本探偵作家クラブ賞。27年岩谷書店にはいり,32年まで「宝石」編集長をつとめた。平成2年11月19日死去。88歳。東京出身。仏語専修学校卒。作品に「軍鶏」「殺人乱数表」「白眼鬼」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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